コーチングとは、馬車を意味する英語の「Coach」が語源となっており、大切な人を望む場所へ送り届ける。という意味が含まれています。
相手の話を丁寧に聞く、適切な質問をする、相手をきちんと認める。がコーチングの原則です。
この傾聴・質問・承認、と言う3つのスキルを講師が活用しながら、生徒さんの可能性を引き出し、解決策を導くのが講師の役割、という考えに基づいています。
私がこのコーチング手法をギターレッスンに取り入れた理由があります。
特に中級レベル以上の方が対象になりますが、ある程度ギターが弾けるようになってくると、講師に手取り足取り教わって練習するというよりは、自身に足りない知識やテクニックを自問自答しながら、それらを克服するカリキュラムを自分で組み立てられる様にする。それがないとそれ以上の上達はなかなか難しくなると感じる点です。
ギターはTAB譜が読めて反復練習を行えばすぐに弾ける様になる為、比較的入りやすい楽器と言われています。
しかしその反面アドリブソロなどで、ギターを自由自在に頭で描いた通りに操りたい!と思うと、知識やテクニックはもちろん、演奏レベルを上げるためには長年の練習が必要になってきます。
講師に教えてもらうと言うよりは、自分がどの様なスタイルで、どの様にギターをプレイしたいのか?がとても重要です。
理想とする演奏ができる様に、自分自身のマインド付けや練習方法の構築が必要になってくるのです。
コーチングの目的は、生徒さんが目指したい道に向かって迷うことなく望む場所へ送り届ける事です。
教わるというよりは、自身で足りない所を探してそれを克服することで上達するイメージです。
その為のサポートを行う方法としてはコーチングがベストだと感じたからです。
また、逆になりますが、初心者の方についてはティーチングを取り入れた内容で進めています。
ティーチングでは一から順番に丁寧に教え伝えます。
初心者の方にいきなり自分で考えましょう、では直ぐにつまずいてしまいますので、初めてのことやわからない点については何度でも丁寧に伝えます。
正しい考え方や、理解の深め方を重視しながら、しっかりと基礎を固めてゆくイメージになります。
是非、このコミュニケーションや導き型による成長の違いを体感して頂ければと思います♬